不動産売却の一括サイトとは
不動産売却の一括サイトとは

インターネットの普及で不動産業界も大きく様変わりしてきました。
物件情報も不動産会社に訪問しなくても、建物の外観内観や土地の形などおおよそつかめるようになり、概要を把握した上でわからないことがあれば事前に電話一本で確認できます。

不動産の売却をご検討の方も同様に、不動産売却の一括査定サイトに物件の情報を入力するだけで3~5社の査定が届きます。
一括査定サイトは便利で高く売れるのではと思われる方もいらっしゃるようですが、そうではない場合が多いようです。実際に一括査定サイトから売却を依頼したけど、なかなか売れずに相談を頂くことがあります。

こんな売却査定は要注意(リンク)

では一括査定サイトはどのような仕組みになっているのでしょうか。
売却希望のお客様がサイト内の必要項目を入力すると不動産会社に通知され、複数の不動産会社がお客様へ電話やメールで査定を行います。
サイト運営会社は不動産会社にお客様の個人情報が得られた場合1件あたりいくらという成果報酬をもらうことで運営しています。

いろいろ調べて見ると、数多くある一括査定サイトの仕組みはおよそ同じで、売却予定の物件情報と、そのお客様の個人情報を不動産会社へ転送する都度に、成果報酬型として不動産会社は費用が発生して、その収益がサイト運営の目的としています。

ここで気になる点が、サイト運営会社は査定や販売活動するわけではなく、収集した個人情報を不動産会社へ売り渡すことで収益を得ているため、物件が売れる価格かどうかには関知せず商売は完了してしまう点です。

もちろん費用が発生する不動産会社は、売却の依頼をいただくために決め手となる、他社よりも高い査定をご提示する必要があるので値上げ査定合戦になってしまいます。

その後、値上げ査定合戦に勝った不動産会社が販売活動を始めるわけですが、市場相場の実勢価格とかけ離れているため、売主様の期待していたようには売れるはずもなく、不動産会社は相当の期間がたつと価格を見直す提案をすることになります。
当初の販売価格で想定していたため、資金面や売却時期も計画は大きく狂ってきてしまいます。

あらためて考えてみると、売主様の高価売却を期待をよせた一括査定サイトはお客様の情報収を目的にするサイトで、査定価格や販売内容には一切関係ないものです。
不動産会社は売却依頼をうけることを目的にしているので査定額の吊り上げ競争となり、査定価格は相場の実勢価格と大きく乖離してしまう。

どんなに高い価格をつけても、売主様と買主様との合意で決められます。(相場の価格が目安です。)
一括査定サイトはたくさんありますが、デザインを変え複数のサイトを同じWEB会社が運営していることが多いのが実状です。
個人情報がたくさんの不動産会社に渡ると、自宅に多くのチラシ投函や、直接訪問、電話がかかってくるなどの可能性もあります。

一般の方にとって不動産の売却は一生に一度か二度しかないもので、その仕組みがわかりにくいのではないかと思います。

プラットホームの瞬間査定は、個人情報の入力が一切不要で、瞬間査定できるようご用意しました。
売却をご検討されていらっしゃる方は、是非ご活用ください。